電気で通電するスネアポリペクトミー

従来から行われている手技ですが、いまだに多くの施設では、入院させたり、最初に大腸内視鏡検査のみを行ってから、再度手術を行う施設も多いです。当院では日帰り手術で、しかも検査時に発見次第切除します。そのためには正確な診断が瞬時に必要です。当院では全スコープをNBI拡大内視鏡を使用していますので、瞬時に診断して必要な病変のみを切除しています。NBI拡大観察にて切除しても良い病変(腺種、粘膜内癌)か切除が不要な病変(過形成ポリープ)を見分けて必要なポリープのみ切除します。また癌でも粘膜内または粘膜下層浅層までが内視鏡的手術の範囲内ですが、それ以上深い病変は外科手術が必用ですが、それもNBI拡大内視鏡で観察してその場で診断して日帰り手術を決めます。

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①通電ポリペク通常光像 ②通電ポリペクNBI像 ③通電ポリペクNBI拡大像
④通電ポリペク スネアリング(通電中) ⑤通電ポリペク切除後 ⑥通電ポリペククリッピング後

内視鏡的大腸粘膜切除術(EMR)

平坦隆起型または陥凹性の病変(0-Ⅱc)に適応します。生理食塩水で粘膜下層に針で注入して病変を盛り上げて、スネア(ワイヤー)を使用して病変のある粘膜のみを電気で通電するスネアで切除します。手技としては一番難しい方法ですが当院では3cmまではこの方法で切除しています。また日帰り手術のため予防的に止血クリップを使用して完全に傷口を縫合しています。
この手技の成否にはより高度な技術と偶発症を起こさないためにも性能の良い電気メスが必要ですが、当院では安全に通電して切除するために最新の高周波装置(電気メス)であるVIO200を使用しています。

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①EMR通常光内視鏡像 ②EMRNBI拡大内視鏡像 ③EMRインジゴカルミン散布像
④EMR局注後 ⑤EMR切除後 ⑥EMRクリップ縫合後
 
⑦EMR回収像

コールドポリペクトミー:電気メスを使わないポリペクトミー

ポリープ切除に伴う偶発症には「出血」と「穿孔(切除した傷が広がり腸壁に穴が開くこと)」があります。 特に、頻度の多いのは術後に起こる後出血で、切除後、数日してから仕事中、旅行中などに起こるため、食事・運動・労働の制限があり、患者さんの負担が大きくなります。腫瘍を取り残すことなく偶発症ゼロで完全に切除する方法は無いか?この解決を求めいくつかの方法が試行されてきました。
そして近年、欧米で主流になっているのが電気メスを使わずにスネア(ワイヤー)で「皮一枚をはぎ取るように」粘膜を切除する方法がコールド・ポリペクトミーです。
この手技では「血液を固まり難くする薬」を服用している方でも後出血の危険が極めて低いと報告されています。
コールド法では「取り残し」を防ぐために病変を囲むように広く大きく切除します。傷は「広く浅く」なります。「生切り」なので、当然、切除時は出血します。しかし、出血は数分で止まり、後出血は、まずありません。
ポリープ(腺腫)は粘膜に限局した病変であり、粘膜を切除すれば根治できる。そして粘膜のレベルの「なま傷」は、大きくても治癒が早く重大なトラブルを起こさない。という事実がこの手技の理論的根拠になっています。
当院では「コールド法専用にデザインされた切除器具」の一つであるボストン・サイエンテイフィック社製の専用スネアcaptivaterⅡを使用しています。

より詳しい「コールドポリペクトミー」についてはこちら》

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コールドポリペクトミー症例①

①病変 ②コールドポリペクトミー専用スネア ③スネアリング(無通電)
④切除直後(少量の血液が出ています) ⑤切除後(高圧ジェット水流で止血を確認します) ⑥切除後NBI拡大で遺残の確認

コールドポリペクトミー症例②

①通常光像 ②NBI拡大像 ③NBI拡大像その2
 
④切除直後(少量の血液がにじんでいます) ⑤高圧水流で止血を確認します

コールドポリペクトミー症例③

①病変 ②切除後の傷口です ③NBI拡大内視鏡で遺残がないか確認します

医院概要

TEL 043-242-5888
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千葉市美浜区稲毛海岸5-3-1
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内視鏡・超音波検査

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土曜日の上部内視検査:9:00~13:00
土曜日の大 腸内視検査:14:00~17:00
※ 水曜日、土曜日の内視鏡検査は「国立がん研究センター東病院」非常勤医師が担当致します。